猫の火葬費用の相場|足立区10社の料金を4kg・6kgで比較【2026年9月】
料金の確認日: 2026年9月21日 / 公開日: 2026-09-21 / 調査・執筆: 編集部
猫の火葬費用はいくらかかりますか?
足立区対応の公開料金では、4kgの猫の一任火葬が19,800〜38,000円、中央値は約24,800円でした。
遺骨を返さないプランなら中央値は約19,000円、家族がお骨上げをする立会い火葬なら約30,800円です。猫は体の大きさの幅が犬ほど広くないので、費用を左右するのは体重よりも「どのプランを選ぶか」と「どの業者に頼むか」でした。
どうやって調べたか
足立区の地域設定で「ペット火葬 足立区 料金」など4つの語を検索し、上位に出た業者のうち、足立区内に施設・出張所があるか足立区を対応エリアと明記している10社の公式サイトを確認しました(2026年9月21日)。比較ポータル・ランキング記事と業種の違うサイトは除き、料金ページを取得できなかった地元の業者1社も集計から外しています。料金は表をそのまま書き写し、4kgと6kgの猫がどの区分に入るかを各社の表記(以下・未満・まで)どおりに当てはめています。8社が税込と明記、1社は税の表記がないため掲載額のままです。業者名は伏せています。
4kgの猫の火葬費用を業者別に比べるといくらですか?
返骨なしは16,500〜25,300円、一任は19,800〜38,000円、立会いは21,000〜60,000円(最高値の1社は府中市の本山で実施)でした。
| 業者 | 形態 | 返骨なし | 一任火葬 (返骨あり) | 立会い火葬 (返骨あり) |
|---|---|---|---|---|
| A社 | 式場(足立区内) | 掲載なし | 24,200 | 30,800 |
| B社 | 火葬場(足立区内) | 25,300 | 37,400 | 48,400 |
| C社 | 霊園(足立区内) | 19,000 | 38,000 | 60,000 |
| D社 | 訪問(火葬車) | 16,500 | 19,800 | 24,200 |
| E社 | 火葬場(区外) | 17,000 | 27,500 | 38,500 |
| F社 | 訪問(火葬車) | 19,800 | 25,300 | 30,800 |
| G社 | 訪問(火葬車) | 16,500 | 19,800 | 23,100 |
| H社 | 訪問(火葬車) | 掲載なし | 掲載なし | 21,000 |
| I社 | 訪問(火葬車) | 19,000 | 21,000 | 26,000 |
| 最安〜最高 | 16,500〜25,300 | 19,800〜38,000 | 21,000〜60,000 | |
| 中央値(社数) | 約19,000(7社) | 約24,800(8社) | 約30,800(9社) | |
単位は円(税込)。「掲載なし」はそのプランの料金が料金ページに載っていないという意味です。A社は骨壺が別料金で、この区分では3,300円〜が加わります(ほかに7社が骨壺込みと明記、2社は記載なし)。A社の一任火葬は自分で連れて行く場合の金額です。C社の立会いにあたるプランは足立区内の霊園では行っておらず、府中市の本山のみと案内されています。10社のうち1社(J社)は各プランの最低料金しか公開していないため表に入れていません。
目を引くのは立会い火葬の21,000円と60,000円という開き(約2.9倍)です。同じ4kgの猫を見送るのに、訪問型の業者と、読経や納骨堂まで含む霊園型の業者とでは、費用の桁の感覚が変わります。ただし60,000円のC社は、立会いを府中市の本山でのみ行うと料金ページに書いています。足立区内で立ち会う場合の最高値は48,400円(B社)です。同じ業者の中で一任から立会いに変えたときの差は、3,300円・4,400円・5,000円・5,500円・6,600円・11,000円・11,000円・22,000円(8社)でした。
返骨なしから一任火葬への差は、2,000円・3,300円・3,300円・5,500円・10,500円・12,100円・19,000円(7社)です。訪問型では数千円でも、施設型では1万円以上になります。遺骨を残すかどうかは、金額よりも先に気持ちで決めてください。合同で埋葬されたあとに戻すことはできません。
6kgの大きめの猫でも火葬費用は上がりますか?
8社のうち4社は4kgでも6kgでも同じ料金でした。上がった4社でも差は2,200〜5,500円です。
「大きめの猫は高くなる」と思われがちですが、足立区で調べた範囲ではそうとは限りませんでした。4kgと6kgの猫で一任火葬(返骨あり)の料金を比べた結果です。
| 業者 | 4kg | 6kg | 差 | 区分の変わり方 |
|---|---|---|---|---|
| A社 | 24,200 | 24,200 | ±0 | 「300g以下」の次が「8kg以下」で、4kgも6kgも同じ区分 |
| B社 | 37,400 | 37,400 | ±0 | 猫は体重の区分がなく一律 |
| C社 | 38,000 | 38,000 | ±0 | 体重ではなく「猫、ウサギ、鶏、猛禽類」という種類の区分 |
| D社 | 19,800 | 22,000 | +2,200 | 目安5kg未満 → 目安8kg未満 |
| E社 | 27,500 | 33,000 | +5,500 | 5kgまで → 10kgまで |
| F社 | 25,300 | 25,300 | ±0 | 6kg以下の区分に4kgも6kgも入る |
| G社 | 19,800 | 23,100 | +3,300 | 2〜5kg未満 → 5〜10kg未満 |
| I社 | 21,000 | 24,000 | +3,000 | 目安体重5kg未満 → 目安体重7kg未満 |
単位は円(税込)。6kgの猫の一任火葬は 22,000〜38,000円、中央値は約24,800円(8社)で、4kgの中央値と同じでした。
- 小さい区分が広い業者は値段が動かない: A社は300g以下の次が8kg以下、F社は6kg以下という区切りで、ふつうの体格の猫はほぼ1つの区分に収まります。
- 上がるのは5kg前後で区切る4社: D社・E社・G社・I社は5kgか、その前後で区分が変わります。差は2,200〜5,500円でした。
- それでも体重は正確に伝える: 表記の体重は目安で、体の大きさも考慮して区分を決めるとしている業者があります。境目の近い子ほど、動物病院で最後に量った体重を伝えてください。
猫の料金が体重と関係なく決まる業者もありますか?
2社は猫を体重で分けず、犬とは別の区分で一律にしていました。5kgを超える猫ほど有利になります。
B社の料金ページは、犬だけが「5kg迄」「10kg迄」と体重で分かれていて、猫は体重の区切りがなく合同葬25,300円・個別葬37,400円・お骨上げ葬48,400円の一本です。C社は体重の記載自体がなく、「猫、ウサギ、鶏、猛禽類」という種類でまとめた区分(合同19,000円・個別38,000円・立会60,000円)になっています。
この2社は大きめの猫ほど相対的に有利です。たとえば6kgの猫なら、体重で分ける業者が22,000〜33,000円のところ、B社は37,400円、C社は38,000円で、差は縮まります。逆に2〜3kgの小柄な猫では割高になります。猫の体重が5kgを超えているなら、体重で分けない業者も見積もりに入れてみる価値があります。
※C社の区分には、うさぎや鳥も同じ料金で含まれます。うさぎの火葬費用はうさぎ・ハムスターの火葬で扱っています(1.8kgのうさぎの一任火葬は8社で16,000〜38,000円・中央値 約23,700円でした)。
猫の火葬費用について相談する
体重が分からない、プランを決めていない段階でも、お電話・フォームでご相談いただけます。
猫を連れて行くのと、来てもらうのでは費用が違いますか?
連れて行くと安くなる業者が3社ありました。差は約3,000円から6,600円です。
足立区は、訪問型の業者と施設型の業者の両方が選べる地域です。施設型のなかには、送迎を頼むかどうかで料金が変わる業者がありました。
| 業者 | 料金ページの記載 | 4kgの猫での差 |
|---|---|---|
| A社 | 自分で連れて行く一任火葬と、お迎え・お届けを頼む一任火葬で料金が違う(24,200円と30,800円) | 6,600円 |
| B社 | 「送迎不要の方(直接お持ち込みいただける場合)は上記金額より約3,000円引き致します」 | 約3,000円 |
| D社 | 斎場へのお持ち込みプランがあり、合同火葬16,500円が13,200円、一任にあたるお預かり個別火葬19,800円が16,500円 | 3,300円 |
| C社 | 足立区を含む東京23区東部から無料で引き取りに来ると記載(お迎えの加算なし) | — |
| E社 | 個別火葬は自宅までのお迎えとお骨のお届けが無料。立会い火葬でのお迎えは有料 | — |
単位は円(税込)。D社は午後3時までの持ち込みなら当日の返骨ができると案内しています。持ち込みの受付時間はA社が来園予約制、D社が夕方6時までです。
一方、訪問型の4社は足立区への出張費が無料か料金込みでした。車を出せる家族がいるなら「持ち込みだといくらになりますか」、いないなら「お迎えは無料ですか」と、最初の電話で聞いておくと、あとで金額がずれません。訪問火葬の進み方は訪問火葬とはで説明しています。
夜に猫が亡くなった場合、追加料金はいくらかかりますか?
金額まで載っていたのは3社で、火葬料金の2割増し・5,000円・8,800円でした。
猫は夜のあいだに静かに亡くなっていることが多く、朝になって気づくこともあります。夜間の割増は料金ページに書いていない業者が多いのですが、書いてあった分をまとめました。
| 業者 | 料金ページの記載 | 例 |
|---|---|---|
| A社 | 夜19時以降は火葬料金が一律2割増し | 4kgの猫の立会い火葬30,800円 → 36,960円 |
| D社 | 斎場での立会いは19時以降、自宅での立会いは20時以降に8,800円 | 4kgの猫の自宅立会火葬24,200円 → 33,000円 |
| G社 | 19時以降は5,000円 | 4kgの猫の一任火葬19,800円 → 24,800円 |
| I社 | 夜間早朝手数料の項目あり(金額の掲載なし) | 電話で確認が必要 |
| H社 | 電話受付は原則7〜22時。深夜早朝は事前予約で可能な場合ありと記載 | 割増の金額は掲載なし |
金額の差が大きいので、急がなくてよいなら、朝まで待って通常料金で依頼するという選択もあります。猫を安置できる時間と保冷の方法はペットの安置期間にまとめています。エアコンで部屋を涼しくし、保冷剤やドライアイスでお腹のあたりを冷やすのが基本です。
なお、電話の受付時間と火葬の受付時間は別です。24時間電話を受ける業者でも、施設での火葬は午前9時から午後4時まで、立会いは午前8時30分から午後3時までといった時間帯が決まっている業者がありました。
足立清掃事務所に猫を引き取ってもらうことはできますか?
できます。1頭3,000円で25kg未満が対象ですが、合同火葬のため遺骨は返ってきません。
猫であれば体重の条件(25kg未満)はまず問題になりません。手順は次のとおりです。
- 首輪などをすべて外す: 金属・プラスチック・ビニール類はすべて外すよう案内されています。
- 段ボールなど紙製の箱に入れる: 紙製の箱に入れて渡します。
- 申し込む: 電話で申し込むと職員が引き取りに来ます(足立区内のみ)。急ぐ場合は電話申し込みか、足立清掃事務所の窓口へ直接持ち込みます。オンライン申請もあり、この場合は翌日以降で午前(9時から11時頃)か午後(1時から3時頃)を指定します。
- 手数料を用意する: 1頭につき3,000円。おつりのないように用意します。
引き取り時間は午前9時から午後3時頃まで(日曜日・年末年始を除く)で、時間の指定はできません。当日収集分の受付は15時までです。遺骨については「合同火葬を行う事業者に引き渡すため、遺骨のお返しはできません」と明記されており、オンライン申請でも同じ内容への同意が求められます。一度預けたペットを返してもらうこともできません。
問い合わせ先は足立清掃事務所作業係(足立区東伊興三丁目23番9号)03-3853-2141 です。民間で返骨なしのプランを頼むと16,500円からだったので、費用だけを見れば区のほうが13,500円安くなります。遺骨を少しでも手元に残したい気持ちがあるなら、その差額をどう考えるかが分かれ目です。
出典: 足立区「【足立清掃事務所】ペットの動物死体の引き取りについて」(更新日 2024年1月30日)/ 足立区「動物死体の収集」(更新日 2023年12月1日)。いずれも2026年9月21日確認
猫が亡くなったあと、足立区への届け出は必要ですか?
猫には登録制度がないため区への死亡届は不要です。マイクロチップを登録している場合だけ手続きがあります。
足立区が死亡届を求めているのは、狂犬病予防法にもとづいて登録した飼い犬です。区の「飼い犬に関する手続き」のページには、飼い犬が亡くなったときの届出先として足立保健所生活衛生課動物愛護係(03-3880-5375)などが案内されていますが、猫について同じ手続きを求める記載はありません。
一方、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」には犬・猫の飼い主向けの「死亡等の届出」があります。マイクロチップを登録している猫は、登録サイトから手続きをしてください。ペット保険に入っている場合は、火葬時に受け取る書類が解約や保険金の手続きで必要になることがあります。
出典: 足立区「飼い犬に関する手続き」(更新日 2026年4月27日)/ 環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録」(いずれも2026年9月21日確認)
見積もりの電話で何を伝えればいいですか?
体重と体の大きさ、返骨と立会いの希望、足立区のどのあたりか、希望の時間帯の4つです。
- 体重と体の大きさ: 5kg前後で区分が変わる業者があります。体の長さで判断する業者もあるため、抱いた感じの大きさも伝えると案内が正確になります。
- 遺骨を返してほしいか、立ち会いたいか: この2つで料金がいちばん変わります。先に家族で決めておくと比べやすくなります。
- 足立区のどのあたりか: 今回の10社は足立区の出張費を無料としている業者が多いのですが、エリアによっては出張費がかかる場合があると書いている業者もあります。
- 希望の時間帯: 19時以降は割増になる業者があります。何時までなら通常料金かを聞いてください。
確かめたいのは、骨壺を含めた税込の総額・お迎えや持ち込みで金額が変わるか・キャンセル料はいつから発生するかの3点です。今回の業者には、予約当日のキャンセルで料金総額の100%、前日の同時刻以降の取り消しで10,000円と定めているところがありました。料金のトラブルで困ったときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談できます(足立区消費者センターの消費生活相談専用ダイヤルは 03-3880-5380)。
この調査の方法と注意点
- 料金は各社の公式サイトに掲載された表をそのまま書き写し、原文を保存したうえで集計しています。電話での見積もりや実際の請求額ではありません。
- 体重は各社の区分表記(以下・未満・まで)どおりに当てはめています。中央値は100円単位で丸めています。
- 「返骨なし」「一任」「立会い」は、プラン名ではなく中身(遺骨を返すか、家族がお骨上げをするか)で分類しています。
- 「掲載なし」は、そのプランの料金が料金ページに見当たらなかったという意味で、そのプランを扱っていないと断定するものではありません。扱っていないと明記していた業者は本文でそのように書いています。
- A社は自分で連れて行く一任火葬の料金で集計し、骨壺(別料金)は含めていません。B社・C社は猫を体重で分けないため、表の猫の行をそのまま使っています。
- 料金は予告なく変わることがあります。依頼前に必ず各社で最新の総額を確認してください。
よくある質問
Q. 猫の体重が分からないときはどうすればいいですか?
A. 動物病院で最後に量った体重を伝えるのが確実です。足立区で調べた8社のうち4社は4kgでも6kgでも同じ料金でしたが、残り4社は5kgか5kg前後で区分が変わります。体の長さで判断する業者もあるため、体重が分からないときは抱いたときの感覚や体の大きさを伝えて相談してください。
Q. 猫を自分で連れて行けば火葬費用は安くなりますか?
A. 安くなる業者があります。料金ページで確認できた範囲では、送迎不要で約3,000円引き、斎場への持ち込みプランが訪問より3,300円安い、自分で連れて行く一任火葬がお迎え・お届けより6,600円安い、という3社がありました。一方でお迎えとお届けが無料の業者もあるため、車を出せるかどうかを伝えて両方の金額を聞いてください。
Q. 足立清掃事務所は猫も引き取ってくれますか?
A. 引き取ります。足立区の案内では25kg未満の犬・猫などが対象で、1頭3,000円です。ただし合同火葬を行う事業者に引き渡すため遺骨は返らず、一度預けたペットも返してもらえません。引き取り時間は午前9時から午後3時頃まで(日曜日・年末年始を除く)で、時間の指定はできません。
Q. 猫が亡くなったとき、区役所への届け出は必要ですか?
A. 猫には犬のような登録制度がないため、足立区への死亡届は不要です。足立区が死亡届を求めているのは狂犬病予防法にもとづいて登録した飼い犬です。ただしマイクロチップを環境省のデータベースに登録している猫は、登録サイトから死亡等の届出をしてください。